何切る問題 No.11

何切る問題

こんにちは。

麻雀において、「アガリを目指す」ことは重要ですが、時には「降りる判断」がもっと重要になる局面があります。
本問では、2向聴で手がそろっていない中、上家からドラ切りリーチが飛び込んできた、という状況。
どう動くべきか?一見アガリを狙いたくなる手牌を、敢えて「降り」で切る判断を掘り下げます。読者の皆さんも、自分ならどうするか一度立ち止まって考えてみてください。

問題

状況

・東2局 北家 25,000点持ち
・対面は白を1鳴き
・七対子ドラドラを目指していたところで上家からドラ切り立直
・アガリにむかうのか降りていくのか

何切る

ポイント

この局面を判断するために、以下のチェックポイントを押さえましょう。

・進行度と向聴数:2向聴という手の進み具合。アガリまでの残り工程は多め。
・打点の見込み vs 実現可能性:七対子・ドラドラという高打点だが、現状ツモ/引き・他家の仕掛け・動き次第で成り立つか。
・安全度・リスク:上家のリーチが入った時点で“あなたの手が放銃候補になりうるか”。現物・安全牌・捨て牌からの推定。
・点差・局面の意味:この場でトップを取る必要があるか・ラス回避が重要かなど、戦略上の位置づけ。
・選択肢の構成:「降りる」「手を進める(押す)」「中立=テンパイ待ち」など。各々のメリット・デメリット。

選択肢の整理

  1. 降りに回る:上家リーチを前に安全を優先し、手を崩して守備に回る。
  2. 手を進める(押す):打点を保持(七対子ドラドラ)して無筋も押していく。
  3. テンパイ待ちを目指す:字牌や筋を捨てて役牌や形式聴牌を目指していく。

それぞれについて以下のように比較します:

選択肢メリットデメリット
降りる放銃リスクが下がる。守備を固められる。アガリ逃し・トップ逃しの可能性。手を進めた場合の打点を活かせない。
押す打点・アガリ速度を期待できる。リスクが高い。状況次第で手が進まない可能性。
聴牌待ち押すよりは安全に近いが、アガリ可能性は残る。向聴戻り・他家の動きにより流局・放銃になる可能性あり。

解説:なぜ「降り」が今最善と判断されるか

立直に対して押すかどうか。
基準として「打点があるか」と「聴牌しているか」が大きく影響するところ。

実際自分の手配は2向聴で、打点は七対子ドラドラで立直してツモれば跳満から。
打点はあるけど聴牌していないので、自分的にはほとんど降りを選択。

降りるにしても2枚切れの字牌も多く、現物の1萬も2枚あるので他家が押してきても降り切れそう。

まだまだ局も序盤で自分の点棒も原点なので焦るところでもない。

ここはじっくりいきましょう。

状況変化別の注意点:もし条件が変わったらどう動く?

・他家が動いていない/リーチ・仕掛けなしの状況:安全が高いので押す選択を再検討。
・手が1向聴以下/すぐテンパイ可能な状況なら、積極的に攻めても良い。
・点差が極端にリード/追い込まれている状況:守備重視か攻め重視かを点差戦略から判断

まとめ

今回の要点を整理します:

  • アガリを狙うのが常に正解ではない。 「向聴数」「安全性」「他家の動き」 を見て降りる判断も勝負のうち。
  • 高打点でも進まなければ意味が薄い。打点実現可能性も必ず評価。
  • 守備を固めること=負けないこと、も麻雀においては重要な戦略。

さて、次にこのような局面に出会ったとき、あなたならどう動きますか?
ぜひ、実戦や牌譜検討で今回のチェックリストを使ってみてください。コメントやSNSであなたの“降りる/押す”の判断も聞かせてもらえると嬉しいです。

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