何切る問題 No.13

何切る問題

こんにちは。

麻雀では、勝ちを狙うときもあれば、守りを固めて失点を防ぐことが求められる局面があります。
本問はまさにその典型。舞台は東2局・ラス目。ドラ3を抱えた手牌で、他家が立直をかけてきた瞬間。

「聴牌しているから押す?それとも回る?」この選択が、順位・点差・戦略に直結します。
読者の皆さんも、まず「自分ならどう切る/どう動くか?」先に考えてみましょう。

問題

状況の整理

・東2局0本場
・満貫ツモられ点棒は状況はラス
・3萬積もって69索の聴牌(見た目枚数残り1枚)
・対面から立直
・他家は回ってる感じ(押してきているかわからない)
・打点はドラ3あって十分

この状況で、あなたならどうしますか?

考えるべきポイント:この局面で押すか回るかを左右する要素

打点・アガリ期待値:ドラ3+聴牌という強みはあるが、待ちの種類・残り枚数・他家の動きを考慮。

順位・点差の状況:ラス目という立場、失点してさらに順位を落とすリスクはあるか。

他家の立直・攻撃力:立直をかけてきた相手の待ち・手牌進行を想定。あなたが押して放銃したときにどれくらいの打点がありそうか。

安全牌・守備の要素:他家の捨て牌・現物・通っていない筋を見て「回る」判断の価値。

速度 vs 安全 vs 打点:この手牌では「打点を取って速攻する」か「打点を捨てて守る」かの選択が鍵。

選択肢の整理:あなたの動きは?

押してリーチをかける/テンパイ維持で攻め続ける

  • メリット:ドラ3+聴牌という強みを活かせる。平和の役があるのでダマでもアガれる。
  • デメリット:放銃したときの順位悪化・ラス濃厚化。

回る=安全に戦う・放銃リスクを最小化する

  • メリット:失点を最小限にできる可能性。
  • デメリット:アガリを逃す。次の加点チャンスを待つ

中間判断(テンパイ維持で慎重に動く/完全に降り切らず様子を見る)

  • メリット・デメリットが混合。選択肢としてもあり。

何切る?

ポイント

・打点十分で押す価値はあり
・役ありなので立直も必要なし
・ただ4筒は明らかに押しているので、警戒はされるかも
・残りが6索の1枚だけだけどなんか山にありそう
・87索切って4筒にくっつけるのもありかも

解説

4筒を押すか、87索を切って回るか、という選択。

個人的には役ありで打点も十分なため、ポロリ6索を逃したくない気落ち。

8索は現物で7索は6索が3枚見えのワンチャンス。
7索も結構通りそうなので4筒にくっつけば聴牌取り直しができそう。

ただ4筒の周辺牌が引けるかどうかわからないし、7索も100%通る訳ではないので「安全に聴牌を取り切れる」というわけではないので、それなら瞬間の聴牌をとった方がアガリが取れそう。

似た局面で使える判断チェックリスト

この判断を自分の実戦に落とし込むため、次の局面に出会ったときに使えるチェックリストです:

  • 向聴数・テンパイ状況・手牌の打点見込みは?
  • 待ちの種類・残り枚数はどれくらいか?
  • 点差・順位・局数は?現状で種を守るべきか?
  • 他家の立直・仕掛け・手牌進行の可能性は?
  • 安全牌・現物・通っていない筋は?
  • 速さ・安全・打点のバランス、どれを優先すべきか?

まとめ

今回の要点を整理します:

  • 聴牌していても、一番大切なのは「順位・点差・局面」など局面全体を見渡すこと。
  • 強い手牌/高打点であっても、リスクがそれ相応であるなら守りの判断が勝負になる。
  • 「打点」「速さ」「安全」の三拍子をバランスよく考えることが重要。

さて、次にこのような局面に出会ったとき、あなたならどう切りますか?
その理由・判断基準を、ぜひ実戦や検討時にメモしてみてください。

読者のみなさんの “押すか回るか” の判断もコメントで聞かせてもらえると嬉しいです。

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