こんにちは。
まだ局が浅くても、既に仕掛けやリーチが入ってくる場面があります。
今回の問題は、序盤(または中序盤)に1向聴の手牌で、他家から仕掛け・あるいは明らかな手の圧力を感じる局面。
「アガリを狙って攻めるか」「手を安定させて守るか」「形を崩して変化を狙うか」――どの選択肢にも長所とリスクがあります。
まずはあなた自身、「何を切るか」「どう進めるか」をじっくり考えてみてください。
問題

状況
・東2局 親番 40,000点持ちのトップ
・36筒待ちの聴牌
・下家と対面から立直が入った1発目
・両方に無筋の8萬を持ってきたところ
選択肢整理:具体的な打ち筋とその評価
以下は考えられる主な選択肢です:
| 選択肢 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| A:8萬を切ってアガリを狙いに行く | アガリの可能性を最大化できる。 | 他家との放銃リスクが高くなる。相手の打点によりトップから陥落する。 |
| B:北を切って降りる | 放銃リスクを回避する。 トップをキープする。 | 打点を重ねる機会を失う。 |
何切る?

ポイント
・これは降り
・残りは4巡ほど
・北対子落としと4筒を切る間にもひとつ安牌を持ってきたいところ
・局を回してトップ継続を続けていきたい
解説
自分はドラの3筒も待ちに含めた36筒待ちで聴牌している中で、下家と対面から立直。
打点的には1,000点、ほぼ躱し手の状況。
無筋の8萬を引いたところで降りるかどうかの選択を迫られています。
下家の現物で待っているとはいえ、降りか押しか。
ゲーム中は8萬を切って聴牌維持をしたものの、改めて思うと北切りで降りの方が良さそう。
現状トップなので無理して1,000点を稼ぐ必要はないかなー、と反省。
実戦で使える応用チェックリスト
この問題で使った思考を、あなたの麻雀実戦にも応用するためのチェックリストです:
- 向聴数・手牌の進行状況
- 待ちのタイプ(形)と枚数
- 他家の仕掛け/リーチ可能性
- 通る筋・現物・無筋の整理
- 自分の順位や点差、親子関係などの戦略的立ち位置
- 優先すべき軸:速さ/打点/安全
まとめ
- この局面では、「押し」も「降り」のどれも合理的な選択肢があり、一概に正解は1つではない。
- 自分の立ち位置・他家の状況・通り筋などを総合して判断することが重要。
- 実戦で同じような状況に出会ったとき、以下を意識してみてほしい:
- 何を切るか?
- どこを目指すか?(アガリ/変化/守備)
- 自分の判断軸(速度/打点/安全)は何か?
あなたならこの局面、どの打牌を選びますか?
その理由とともに、実戦や牌譜で振り返ってみてください。
コメントやSNSであなたの考えも聞かせてもらえると嬉しいです。



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